恋愛相談は校舎裏で

「ん……、あれ…雪乃ちゃん…?」


先輩は寝ぼけているのか、自分の体を支えている私を不思議そうに見つめる。



「…先輩、ちゃんと座っ…て…」



先輩の体を支えたまま俯いていた顔を上げると、思いのほか顔が近くて、

一瞬思考回路が停止した。



……こんなことも、前にあった気が…。