恋愛相談は校舎裏で

先輩は起きる気配がなく、このまま寝そうな、もしくはもう寝ている状態。


…前、先輩の家に行ったときもこんなことがあったような…。



突然先輩が倒れこんできて、膝枕して。

離れてほしくても、離れてくれなくて。


そしたらいきなり抱きついてきて……



(……“好き”って…)




「……っ…」



嬉しくて、苦しい。



相談にのれて、抱きつかれて、いつも明るく話しかけてくれて嬉しい。


好きな子の話を聞いて、先輩がその子を“好き”だと言うのが苦しい。



今、左肩に感じている重みが嬉しくて、苦しい。