恋愛相談は校舎裏で

「よっし、しずくもいなくなったとこでっ」


「……!!」



先輩はそう言うと、ぽすんっと私の膝に頭を乗せた。

驚きでこぼしそうになったジュースをなんとか死守する。



…あぶない。

物理的にも、精神的にもっ…!




「あ、あのっ……先輩…」


「んー?なぁーにー?」



先輩は私の焦りとは正反対に、ものすごく気の抜けた返事をする。