「キレイな顔が…台無しだ…小畑さん」



手鏡で見た自分の顔がバンドエイドだらけ・・・



「昼飯はカップ麺でいい?」


栗原さんがキッチンに立って片手鍋に水道の水を注ぎ、コンロの火にかけた。



耶刃とでは考えられない昼食メニュー。



二人で食卓の椅子に座って、カップ麺を啜る。



「この部屋寒いな…」


「ストーブの灯油切らしてて…」


「後でスタンドに行って…灯油買って来るよ」


「栗原さんがそこまでしなくても…」



「その顔で外に出るの?小畑さん」