相馬部長は私の笑顔を切れ長の瞳で優しく見つめる。


「……彼氏は居ませんが…社内恋愛は禁止だと…」


「暗黙の了解ではそうなっているが…そんなのはクソくらいだ・・・」


そう言って…豪快にパスタを口に運んだ。



『怖い者知らず』と言うのは相馬部長のコトを言うんだと思った。


「付き合え」


「お断りします…」


「・・・社内で俺に誘われて断った女はお前が初めてだ」



「・・・」