ジャスと同様

ジャスの左手をとって
薬指にソレを嵌める



ペアのストラップとかは持ってたけど

アクセサリーは初めてだ



『外さないよ!
ずっと、次の結婚指輪を嵌めてくれる時まで…』



そこまで言って涙が溢れてきた


『うん、
私も外さない』


いいながら親指で涙を拭ってくれたジャス



そのままちょっと苦しいキスを交わして



私はゲートまで急いだ


ゲートをくぐる前に振り返り

笑顔で出発すると決めていたそのジャスの好きな笑顔で

左手で大きくジャスに手を振り



ジャスの姿を目に焼き付けて