しばらくして、チャイムが鳴り止んだ・・・


と思ったのもつかの間の出来事。



〔ドス!ドス!!ドスっ!!!・・・〕


今度は、ドスドスと足音が近づいて来るのがわかる。


そして・・・



〔ガチャ・・・バァンっっ!!〕


ドアが壊れてしまうんじゃないかというくらいの、豪快なドアの開け方。


「哀瑠っ!!いつまで寝てるのっ!!」


耳の鼓膜が破れてしまうんじゃないかというくらいの、大きな声。


「哀瑠っ!!起きなさいっ!!」


バサっと布団を捲くられた。