『だから、言ったのに・・・』


そして、携帯を取り出し、どこかに電話を掛け始めた。


『・・・もしもし、私です。・・・はい・・・はい。よろしくお願いします』

〔ピッ・・・〕


電話を切り、少女はサングラスに手を掛けた。



「おっ・・・お前はっ?!!」


倒れていた、1人が少女の素顔を見て、言葉を失う。


『・・・クスっ』


その1人に憐れんだような目を向けると、少女は・・・


『さようなら。おにーさんたちっ♪』


妖しく微笑んで、少女は暗闇に消えていった・・・