あれから何分・・・何時間経っただろうか・・・
静かな教室に、時計の針の音だけが響いている・・・
『ねぇ・・・』
廉「ん?」
『何も聞かないの?』
そう、普通なら何で泣いているのか、気になるはず・・・
廉「お前が、話したくなったら話せ。こんなんになるくらいだ。相当なモン、背負ってんだろ?」
『・・・うん』
廉「こういうのは、簡単に踏み込んだら、傷つけるだけだ。だから、まだ聞かねぇ」
『・・・ありがと』
そっと、私は体を離した。
『あ!!///ごめんっ・・・制服、涙で濡れちゃってる;』
廉の制服のシャツの丁度、胸の辺りのところが、濡れて透けている。

