廉「・・・お前、何者なんだ?」 私にだって、自分が何者なのか、誰なのか・・・ 『・・・分からないのに、貴方に分かるわけないじゃない』 廉「何言って・・・っ?!!」 そう言って、彼は私の顔を見て、目を見開いていた。 『・・・っ何?』 廉「お前・・・」 〔グイっ!!〕 『きゃっ///?!』 一瞬、何が起こってるのか、わからなかった。 分かるのは、私の目の前の視界は彼の胸で広がっていて、それと同時に彼の両腕が私の背中に回っていて・・・ 『(温かい・・・)』