『・・・最悪』
私が、そう言うと・・・
〔グッ・・・〕
『っ///?!』
萄堂 廉は、私の顎を掴み、私の瞳を覗き込んで、こう言った。
廉「・・・これ、カラコンだろ?」
『え?!・・・』
なんで・・・?
廉「なんで、分かるんだ?って顔だな、よく見れば解るに決まってんだろ。こんな、綺麗な黒の瞳なんて、明らか過ぎる。ま、俺しか気づいてねぇだろうけど」
ふっと笑って、萄堂 廉は私の顎から手を離した。
廉「後・・・お前、女だろ?」
さらっとそんなことも口にした。
『なっ?!!なんでっ・・・っ!!』
こんな態度をとれば、肯定しているとしか思えないだろう。
廉「ははっ・・・案外、わかりやすい性格してんだな。瞳のことは、初日から気づいてたが、女だってのはさっきだ。お前の瞳覗き込んだときに、胸んとこも見えたんだよ。さらし巻いて潰してあんのがな」
『~~っ///』
慌てて私は、シャツのボタンを留めた。

