廉「うるせぇ・・・」
耳を塞ぐようにして言った、萄堂 廉。
そう、萄堂グループとは日本では知らない人はいないであろう、有名な大企業。
大手玩具メーカーから老舗の高級家具屋、国内には有数の傘下の中小企業を持ち、終いには、世界各国にまでその会社が展開されている。
噂では、島を持っているとかなんとか・・・
拓「ホンマ、廉は有名やな~☆」
春賀「そういう拓も、有名な老舗和菓子本舗”燐鐘庵”(りんしょうあん)の跡取り・・・ですよね」
『・・・へ?!』
湧李「そんなら、春賀だって、あの安沢医科大学付属病院の院長息子だろvv
ま、俺も作家の安沢 斎と女優の安沢 美奈子の馬鹿息子だけどねぇvv」
『・・・はぁ?!』
海斗「そんなら、僕らだって・・・ね」
陸斗「うん。あの、日舞の家元の五十嵐屋の14代目と15代目・・・」
海陸「「だもんねぇ~♪」」
美和仔さん・・・波乱の予感がします・・・

