『あははっ;そのぉ・・・ですね・・・』
先ほどの教室のときと同じように、私を取り囲むように6人が立っている。
廉「さっきまでの威勢は、どうしたんだよ?」
トンっと肩を掴まれる。
湧李「廉ちゃん、こわーい♪」
春賀「うるさいですよ。湧李」
『(どうしよ;・・・)』
私はどうにかして、この場を切り抜ける策を頭の中で探す。
そんな中・・・
拓「まぁ~ええやん☆こんな奴珍しいで」
海斗「そういえば、そうだね」
陸斗「僕らにあんなにモノ言うひと、初めてだもんね」
3人のこの場を、一変させるような言葉が、耳に届いた。
廉「・・・っチ」
そう舌打ちすると、私の肩を掴んでいた男は、どかっと少し離れたところに腰を下ろした。

