☆一匹狼少女☆~麻薬密売者を摘発せよっ!!~



『あははっ;そのぉ・・・ですね・・・』


先ほどの教室のときと同じように、私を取り囲むように6人が立っている。


 廉「さっきまでの威勢は、どうしたんだよ?」


トンっと肩を掴まれる。


湧李「廉ちゃん、こわーい♪」


春賀「うるさいですよ。湧李」


『(どうしよ;・・・)』


私はどうにかして、この場を切り抜ける策を頭の中で探す。


そんな中・・・


 拓「まぁ~ええやん☆こんな奴珍しいで」


海斗「そういえば、そうだね」


陸斗「僕らにあんなにモノ言うひと、初めてだもんね」


3人のこの場を、一変させるような言葉が、耳に届いた。


 廉「・・・っチ」


そう舌打ちすると、私の肩を掴んでいた男は、どかっと少し離れたところに腰を下ろした。