☆一匹狼少女☆~麻薬密売者を摘発せよっ!!~



ー・・・職員室・・・ー


「神野先生、いらっしゃいますか?」


職員室に入ってすぐに、美和仔さんはそう言った。


「はい、お呼びですか?理事長」


神野先生らしき人が、こちらにやって来た。


「彼が、編入生の愁那 哀瑠君です。私の甥っ子の・・・」


『は?!』


思わず、声に出してしまい、ジロリと美和仔さんに睨まれた。


『(甥っ子っていう設定・・・聞いてないっつーのっ!!)』(←心の声も男モード!)


「君が噂の理事長の甥っ子さんかぁ~・・・」


『(どんな噂になってんのっ?!!)』


哀瑠の心の中には、不満が溜まっていった。