私は青い手帳をぱらぱらとめくった。 ん?何これ…。 私は手帳の最後の方に挟まっている、桜の花びらを見つめた。 なんで、花びらが手帳に? 私が挟んだわけじゃない……。 それじゃ――――。 桜の花びらを挟んだまま手帳を閉じた。記念として取っておくことにしようと。