何を考えているのか さっぱりわからなくて 俺は目を見開き 呆然としているしかできなかった。 「何で、そんなに 勉強するんですか?」 「行きたい大学がある。 絶対に叶えたい夢がある。」 そう答えた俺に 「先輩って、馬鹿だなぁ。」 彩花は堂々と 俺にそう言い放ったのだ。