高2になっても 俺の目標も夢も変わらない。 父親と同じ大学をでて 父親に負けない弁護士になる。 その夢を実現できるかどうか それが、あと少しで決まる。 その大学に受かるためだけに 頑張ってきたのだ。 『合格』以外の結果など 俺にとっては、絶望でしかない。 彩花に出会ったのは 自分でかけた、そのプレッシャーに 潰されそうになっている時だった。