俺の彼女。


「私が何で、再会の日
遅れたかわかる?」



そういえば、
理由を聞いたことはなかった。



「もし、宮とよりを戻せて
いつかプロポーズされたとき
渡そうと思って買ったの。

自分の決心を忘れないように
会う前に買った。

選ぶのに時間かかって
遅れちゃったんだ。

初めて告白されたときは
時間間違えただけだけどね。」


そう言って彩花は
握り拳を広げて見せた。



「えっ…‥」