「なんなんだよ、あいつ。
まあ、でも飴は
勉強にはちょうどいい。」


俺は勉強のときだけつける
眼鏡を外し
飴を手に取った。


「…る?」


俺が手にした1つの飴

その小袋の裏に刻まれた
『る』の一文字。


「なんだこれ?」


不思議に思い
他の飴も裏返してみる。