「起一き一ろ!!!!!!!!」
「うっさい!!!!!」
「もう8時だよ?」
「知ってるってば!!...ん??はっ!!!?」
「旭陽の馬鹿ぁああああ!!!」
「何が馬鹿だよっ!!」
「いいから来ないで!!」
「起こしてやったんだから感謝しな〜」


..私、矢島空羅(やじまそら)今日から高校1年生です!!!

今日は入学式。
朝から幼なじみであり彼氏の鶴岡旭陽(つるおかあさひ)に起こされてます...。
家が隣で小さい頃からずっと一緒だった旭陽と私は中学3年生から..カレカノで。

あ〜っ!!!もう最悪!!
本当は5時起きで髪の毛巻いたり、メイクしたかったのに!!
8時に起きた私はいつも通りストレートヘアにナチュラルメイク。
9時から入学式だからゆっくり準備もできず...旭陽に急かされながら家を出た。

旭陽がもっと早く起こしてくれれば良かったのに!!!(←人のせい)
あっ!!昨日旭陽の部屋に光樹(こうき)が来て騒いでたからだ!!
光樹とは旭陽の親友で私の親友の夏美(なつみ)の彼氏。

「あ〜もう旭陽のせいかっ!!!」
「はぁっ!!??何が俺のせいなんだよ!!」
「あっ...!!」
「ちゃんと言え〜空羅ぁ!!」
「おっと!!入学式がはっじっまる〜♪急ぐよ、旭陽〜」
「あとで覚えてろ〜!!!!!!!!」
「いいもんねぇーっだ!!なっつに助け求めるから♪」
「うぜぇ〜!!!!」

そう言い合って旭陽と教室に入った。

「空羅〜おはよーん☆また口喧嘩したぁ??」
「したした!!旭陽がさぁ〜昨日の夜...そうそう!!なっつの光樹と旭陽が騒いでたせいで寝れなくて!!朝5時に起きれなかったの!!」
「なっつの光樹ってもぉ〜やだぁ空羅ったらぁ〜♪」
えっ...そこですか..なっつさん!!??
もうなっつダメだこりゃっ...。