ファンファーレに想いを乗せて


「あの時の、お前の告白、まだ有効?」

「……」

「有効でも無効でも、どっちでもいいか。俺がお前を好きなことには変わらないし」


「加藤っ……」

駄目だ。涙でぐちゃぐちゃで、うまく言葉にならない。

伝えなきゃいけない言葉があるのに





「好きだから、付き合って」

低く心地いい彼の声が耳に届く。

真っ直ぐで飾らない言葉は、彼のもの。



うまく言葉にできなくて、それでも伝えたくて、こくりと頷けば、最高の笑顔を向けて、ぎゅっとしっかり抱き締められた。



「すっげ〜、今、幸せ」


胸の中で彼の声を聞きながら、「加藤が好き」と呟いた。