道のど真ん中で、あたし達は抱き合う。

「はーいいちゃこらすんなー」

この声は…。

「カイリっ!?」

目の前にいるのはどこからか現れたカイリ。

「どっからきたの…!?」

「どこから…ってさっきからいたけど?」

当たり前のようにそう言う。

「え…!?」

「カイリ先輩…」

「何よその目は…」

「ちょっとケータイ見せてください」

「あれー?セクハラ?」