俺の服装は白と黒が抽象的なフェイクトリプルドレープカットソーに黒のフードカーバーのジャケットに普通のジーンズだ。
文東さんはオレンジのインナーの上に赤のチェックの服を着て、下は黒のズボン。
なんともまぁーシンプルかつ大学生らしい…いかにも文東さんらしい服装だ。
「んー、今日も疲れたね~」
文東さん背伸びをする。
「そうっすね。でも、もう3年くらい働けば慣れましたよ」
「そっか、陽君もう3年かー。おれなんかまだ2年ちょっとだもんなー」
「結構経ってますね」
「うんうん。よくこのバイトを辞めなかったなーって自分でも不思議だよ」
あははと笑った文東さん。
確かに不思議だ。
殆どの人が陟さんのせいで辞めていってしまうのに俺たちは結構続けているもんな。
「ま、辞める人は殆どの原因は陟さんですからねー」
俺は遠目をしながら、辞めた人に少しだけ同情する。


