「お、オーナー!っちょ、あんたなんつー発言をしてんだよ!!」
「こ、古坂先輩ーーーー!!」
「あぁ?ん?」
「というか…子って…古坂さん子供いるんですか?」
「いや?知らねーよ。てきとーだよ」
「「『てきとーかよ!!』」」
総勢ツッコミに対し、陟はあくまで至って冷静だった。
「さてと、問題は…陽だな…」
未だにパニック状態の陽を眺める陟。
「おい」
「の、陟さん…き、キスって…キスって」
「ん?キス?」
「キ、キスって…ああああ」
ますますパニックに落ちる陽に陟は叫ぶなと怒鳴る。
頭をがしがしと掻きながら陟は
「タク」
「はい?何ッスか?」
と、イタクを呼び寄せる
イタクが陟のところまで来て、
「陽いいか、良く見ておけ!」
と、言い
「ん?」
と陟の方を見た瞬間――――。
陟はイタクの唇と唇を重ねた。


