さあ、俺と秘密をはじめよう




「お客様は?」

『金づるです!!』

「よし!お前ら仕事に取り掛かれ!!」

『はい!!』

まるで、体育系のような掛け声とともにこんなんでいいのか?と目を疑いたくなるようなミーティングを終える。


こんばんは。

今、現在Bar「CRAW」いる、黒崎陽です。

只今、ミーティングを終えたところです。


今頃、星名はどうしているのだろうか?

放課後は猛ダッシュして、樹希を迎えに行って、家に戻り、

夕飯を食べ、猛ダッシュでここに直行し、今に至るわけだが……


尚弥たちには悪いことしたな……。

本来なら明日の作戦決行準備するはずなのだが、

俺はご覧の通り、バイトだ。

遅刻すると地獄を見るというか、支配人に殺される。
かといって、休めば生活に関わる。

正直言うと、ここの給料はかなり良い。

だけど、何かと出費がかかってしまう。

だから、毎月がギリギリなのだ。


両親がいない俺は両親の有り難みってやつを本当に思い知らされる。