ビーとどこからか笛がなる。
「はいはい。皆鎮まろうね!」
手を叩く女の子に黒崎君は礼を詫びた。
「わりーな。知砂」
「いえいえ。陽には皆の前でそのコのことはどういう関係でどういう経緯なのかをじっくりと時間をかけて説明してもらうから」
笑顔を向けているのに何故か目が笑ってないのは気のせいなのか。
「あ・・・はい・・・」
冷や汗をかく黒崎君は私にこっそりと「ごめんな」と言った。
【星】や私が歌を歌っていること以外
黒崎君は大まかに彼らに話した。
「つまり。お前と彼女とは偶然にも屋上でサボってるのが見つかり、そこから友達になったといわけか」
「そうそう、昌太の言うとおり、こいつと親友になった」
友達からいつの間にか彼の中ではワンランクUPしていたようだ。
親友・・・私にとって憧れていた言葉だ。
今日知り合ったばかりなのにもう親友とか嬉しすぎて泣けてきそうだ。
隣では女の子がほっと息をついていたことにも気がつかず私は感激していた。


