さあ、俺と秘密をはじめよう



一度でいいからその彼女さんを拝見してみたいとここの連中は誰でも思うだろう。

陟さんの彼女さんをいつか拝見してみたいとは思うが

その時はいつ来るのやらって感じだけどな。


バーでは基本No menu だ。

そのお客様が飲みたいであろうお酒を出すのがバーテンダーだ。

俺はキャロルを作り、カクテルグラスに注いぎお客様に出した。

「おいしい!」

「ありがとうございます」

お客様は笑顔を浮かべて満足してくれたみたいだ。

この時の瞬間は俺は一番好きだ。

たったいっぱいのグラスでお客様を幸せにするってのが一番嬉しいことだ。

そのためなら、たとえどんな努力だって惜しまず、勉強するつもりだ。

やるならとことんやる派な俺。