この殺気は支配人…俺はちらりと後ろを見てみる。 やばっ、怒ってる。 何、女性と遊んでやがんだ?あぁ?仕事しやがれというオーラが漂ってる。 「陽って言います。すみません。俺、仕事中ですので仕事に戻りますね」 と、穏便に断った。 こ、殺されるところだ。 仕事に集中!集中! 軽く首を振る。 「おい、陽」 支配人に呼ばれ、 「は、はい!」 「お前、5番カウンターの客にお酒を作ってやれ」 「了解っス」 「それが出来たら、いつものを頼むわ」 「はい!」