原田さんが出ていくと、土方さんが話を始めた




「お前、どうやって、この時代にきた」



どうやってって……




「近所の神社にある、御神木様に触ったら、白い光に包まれて、気がついたら、この屯所に……」



「佐野くん、君は152年後の未来から来たと言っていたが、未来はどんなころなんだね?」




「……」



話してもいいのかな…?



「未来では、学校という一つの場所で一緒に勉強しています。この時代で言う、寺子屋です」



「……」×2



「あと、外国……えっと西洋の国々との仲もよく、日本古来の文化と同じように、西洋の文化も、発達しています」






「……近藤さん、どう思う?」



「嘘をついているようには、見えないが……」




そういうことですか……


私が本当に未来から来たのか、信じてないのね……