屯所を出てから、1時間ぐらい経ったころ、大きな神殿みたいなところについた






「おかえり。柚希奈……ここが君の家だよ」





お兄ちゃんが神殿を指差して言った




「我らが姫………おかえりを心よりお待ちしておりました」




いきなり、律くんと姫奈ちゃんが跪いて、私は驚いた




「え!!?」





「柚希奈様、この時をどれほど待ち望んだか……」




い、いきなり、何!?





「柚希奈、その2人は君の側近なんだ。許してやってくれ。」




「う、うん……」




側近って……


「何かあったら、2人に言うといいよ」



「う、うん」



「涼白様……」


「分かっているよ。柚希奈、戻ってきてばかりですまないが、いろいろ準備をしてもらう」



「準備?」


なんの準備?


「まぁ、準備しながら説明しよう。とりあえず、着いてきてくれる?」




「う、うん」


私はお兄ちゃんに着いて行き、大きな部屋に連れてこられた