「文か?」 「はい。お願いできますか?」 「必ず渡す!」 永倉さんはニカッと笑ってそう言ってくれた 「ありがとうございます」 「柚希奈、名残惜しいと思うけど……」 「あ、ごめんね?お兄ちゃん」 「妹がお世話になりました」 お兄ちゃんが、みんなに頭を下げた 「いえ…大切にしてあげてください」 「はい。柚希奈、行こうか」 「うん。それじゃ、みなさん、お元気で……」 これで、みんなともう会うこともないんだ…… 原田さんにも…… 私はそう思いながら、お兄ちゃん達と新選組の屯所を後にした