「この時代では不治の病なんですよね……?」 「……」 沖田さんは黙り込んだ 「この時代に肺結核……労咳の治療法や薬は存在しないはずです」 「知っていたんだね」 「はい……」 「そっか……」 沖田さん…… 「空気がきれいな山で病気を治すことだけを考えたほうがいいんじゃ…」 近藤さんの近くにいたいと一番思っている沖田さんには酷かもしれないけど…… バン!!! 沖田さんが、壁を殴った