そして、数日後…… 私たちは、いつも通りの生活に戻りつつあった 「終わったんだ……」 「よく頑張ったな」 そう言って、隣にいた原田さんは、頭を撫でてくれた 「あの……沖田さんは……」 「あぁ。傷は大丈夫らしいが、風邪をひいたらしくてな」 風邪…… 本当にただの風邪ならいいんだけどな…… 「大丈夫。傷はお前のおかげで治ってる。そのうち、ひょっこ出てくるさ」 「そう……ですね……」 本当にそうなったら、いいんだけど……