「原田さん…土方さん…沖田さん……」



「大丈夫か!?」



「お前、新選組の人間だったのか?」



「私は……」




「柚希奈、こいつは」



原田さん逹は私を守るように、私の前に立った




「皆さんは手を出さないでください。私がやります」



「柚希奈?」



原田さん達は、首を傾げた



「土方さんと沖田さんは、外に出てください」





「なにいって……」




「直に会津藩が来ます。手柄を取られないように、守ってください」



「しかし!」




「私を信じてください」


私がそう言うと、土方さんと沖田さんは黙って、外に向かった