「どういうことだ?」



山崎さんが首を傾げて、聞いてきた



「これを使うんですよ」



私はポケットから、常備薬の睡眠薬を出した




「これは未来の薬で、眠り薬なんですよ。私が池田屋に忍び込んで、これを志士に飲ませます」




「ひとりでか?」




土方さんの問いかけに私は頷いた





「この薬さえあれば、私に危険が及ぶことがありません」




「…………………」




土方さん達は黙り込んだ



「……分かった。でも、危ないと感じたら、すぐに逃げろ。これが条件だ」




「はい」



しぶしぶ納得してくれた近藤さん達……

とりまえず、よかった……