私の言葉に原田さんは目を見開いた
「なんとなくですけど……………そんな感じがしたんです」
こういうとき、私の能力でも役に立つんだなって思うよ…………
いや、思えるようになった……………
「………………あぁ」
原田さんは小さくそう言った
「大丈夫ですよ!謝って、誤解を解けばいいんですから!」
原田さんにこんなに愛されている人は幸せだな……………
私の思いが届くなんて、夢のまた夢だ……………
「柚希奈……………ありがとうな」
「いえいえ。私でよければ、いつでも相談にのりますよ」
私がそう言うと原田さんは優しく笑ってくれた


