私の問いかけに、沖田さんは頷いた
「だって、君と手合わせすると、楽しかったから…………」
そう言って、沖田さんは優しく笑った
私も沖田さんと手合わせするのは、とても好きだった……
楽しかった…………
なにより、剣道で本気でぶつかる事ができる相手がいることが嬉しかった手合わせ…
「柚希奈ちゃん………」
「沖田さん、私……」
ヤバい…………
涙が……
「柚希奈ちゃん……」
沖田さんは、私の頭を優しく撫でて、抱きしめてくれた
「沖田さん……?」
「君は今まで、辛いことばかりだったんでしょ?だから、せめて、この時代ではそうならないように、僕がまもってあげるから?ね?」
沖田さん………