「ふ~もう食べれない........」



「柚希奈ちゃん」



振り向いてみると、沖田さんが漬け物を持って、座っていた




「どうしましたか?」



「これ、食べない?」




そう言って、差し出してきたのは、手に持っていた漬け物だった





漬け物、苦手なのかな?



「苦手なんですか?」




「苦手って訳じゃないんだけど、奈良漬けはね.......」




奈良漬け.....?



お酒で漬けたやつだよね?




「すいません.....私もちょっと.....」



「あ、やっぱり?」



沖田さんはやっぱりねと笑った