「だとすれば.......」




山南さんは、もう剣をにぎれない.....




「大丈夫ですよ。佐野くん」




振りかえると、優しく笑っている山南さんがいた






「山南さん.........」




左腕は包帯で固定してあった




「剣を振るわずとも、やることはたくさんありますからね?」





.......私になら、山南さんの腕を治す事ができるかもしれない





でも、治すと、また未来みたいに.......




一人になっちゃうかもしれない......





どうしたら、いいの.......?