「山南さんは大丈夫なんですか?」





沖田さんが聞くと、近藤さんは顔をしかめた







「無事は無事だ.......だが.......」






「左腕をやられた」




言葉をしぶっている近藤さんの代わりに、土方さんが答えた






この土方さんの言葉で、みんなが顔をしかめた





無事でよかった.......





でも......






「剣は片腕で使えるほど、簡単ではないですよね?片腕で扱うのはこの時代はまだ無理です」


私の言葉に近藤さんは静かに頷いた