水晶の中の男はかなり怒っている





『雪乃、お前の手で、あの桜華家当主、桜華雲雀を殺すのだ!!』



 「はい...."お父様"」





女がそう言うと、水晶に写っている男は消えた






「桜華家を.....滅ぼすんだ.....私の手で....お父様のために.....」




そう言いながら、女は空を見上げた





その日は、綺麗な満月が出ていて、その満月の光は女の邪悪な考えを影としと、映すように、綺麗な光を放っていた.........






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