「……その少年を、私の部屋に連れてきてくれ」



「分かりました!!」



そう言って、隊士さんは稽古場を出て行った



しばらく、沈黙の時間が流れた




「佐野、お前は、未来から来たんだよな?」




沈黙を破ったのは、土方さんだった




「はい」



「この時代で知り合った奴でもいるのか?」


「いません……私が屯所の外に出たときは、沖田さんも一緒でしたし……」




「あ、でもさ、君の名前を知ってる子達がいたよね?」




え……?