「おはようございます。御神木様」



私は佐野柚希奈-サノユキナ-

高校一年生です

私は普通の人とは少し違った“力”を持っています…

そのせいで、周りの人からは、怖がられ、友達もいません……

私の両親でさえ、食事を与えるだけの飼育係みたいなものになっています


「御神木様…私、今日もお母さんと話が出来ませんでした…。勇気を出してあいさつをしたのに…無視されちゃいました…」



私に、お父さんはいません…


多分、私がいやで、逃げたんでしょう……