「…奈………柚…………柚希奈!!」
「!!」
目を開けると、心配そうな原田さんの顔があった
「ゆ、夢……?」
「大丈夫か…?うなされてたぞ?」
「……だ、大丈夫です……すいません……起こしてしまって……」
「いや…別にいいんだが……」
久しぶりに見た……
あんな悪夢……
「柚希奈?本当に大丈夫か?」
「……はい…大丈夫です」
大丈夫……
原田さんは私のことを知っても、あんなこと言わなかった……
この時代の人達は、あんなこと言わない……
「柚希奈……お前……」
「顔……洗ってきます……」
私は気分をすっきりさせるために、中庭の井戸に向かった


