『化け物がきたぞ~!!』


『うわ~マジで~?』



『ここは、化け物が来るところじゃねぇぞ~!!』



『化け物』と呼んでくる男子達……





『あの子、便利よね~』


『そうそう!!怪我したら、治してくれるしさ~』


『それに、人の心が読めるから、テストなんて、先生の心を読ませたら、楽に満点とれるしね~』



『便利ロボットみたいな~?』



『それ言えてる!!』



『便利ロボット』と呼んでくる女子達……





『あの子、気持ち悪いわ……』



『人の心が分かるんでしょう?』



『怖いわね~』



『いっそ、どこかに行ってほしいわね~』



私の『存在』を怖がる大人………