部屋に戻ると、原田さんが怒っていた



「どこに行ってたんだ!?」


「ひ、土方さんと屯所の周りを散歩に……」



そう言うと、原田さんは深いため息をついた



「なんだ……心配させやがって……」



「すいません……」



やっぱり、行かないほうがよかったのかな……?


「い、いや…怒ってるってわけじゃねぇんだ…ただ、また、いなくなったのかと思ってな……」



また……?


あ……もしかして……


時空の境目に行ってた時のことかな……?



「原田さん…大丈夫です…私はここにいます」



そう言うと、原田さんは安心したのか、いつもの優しい顔に戻った