「原田、そいつが例の奴か?」 「そうですよ。土方さん」 「おい、お前!!名を名乗れ!!」 こ、怖い!! 私は、無意識のうちに原田さんの腕をつかんでいる手に力が入った 「土方さん、相手は、女の子だぜ?もっと、優しくしてやってくれよ」 原田さん…… 「ごめんな?怖かったよな?」 私は首を横に振った 「わ、私は…佐野柚希奈…と申します……」 怖い…… でも、私の名前を聞いても、追い出さないってことは…… 何も知らないって事…… だから、まだ 大丈夫……だよ………