完全にフリーズ状態だった私を現実に戻したのは、紛れもない昨夜の記憶だった…。


「やってしまった…。」


が、そう思っても、過ぎたことはしょうがない。

今すぐ帰ってもらおう。



―ぐう


恥ずかしさのあまりお腹を勢いよく押さえた私に


「ふふ。ご飯出来たよ、一緒に食べよ?」


そう言いながらテーブルに並べられたのは、皮肉にも私の力ではきっと一生無理なほど素敵な朝食たちだった…。