ある日、私は家でゴロゴロしていた

プルルプルル

電話が鳴る。

『もしもし、紺野ですけど・・・。』

見たことのない番号。

しかも携帯だ・・・。

『あ、1組の木本晴ですけど・・・瑠璃さんいますか?』

あ、晴って部活体験日にあった人だ

『私だよ、でもなんで番号知ってるの?』

きっと誰からか教えてもらったんだろうけど

つい聞いてしまう。

『ん、同じクラスの女子から聞いた』

そんなことぐらいわかる。

『ふーん、で何か用?』

私は晴が苦手、だから冷たい素振りで答える

『あのさ、俺お前のこと好きなんだ。』

・・・え?なんで?

『俺、あの時お前に一目ぼれしてさ・・・
あれからお前のことが忘れられないんだ。
付き合ってくれない?』

まさかの告白。

私は晴と全然絡んだこともないしもちろん学校で

喋ったことなど全然ない。

『ちょっと。考えさせて・・・。』

もちろん断るつもり。

『え~うん・・・。わかった。また明日。』

『うん、じゃね。』

と言って電話を切る。

その時私はなにか感じた。

嫌な予感がした。