若干がっかりしつつも、それでも二人きりで食事!
ぅぉおおお!やってやるぜ!!(←ナニを??)
と言うわけで、俺は午後の営業周りをいつもの4倍以上のスピードでこなした。
だけど…
はて??『ゆっくり眠れる』って、裏を返せば普段眠れないみたいな口ぶりじゃないか。
…………
そーいや、アイツらってソッチはどうなってるんだろう…
桐ヶ谷が男と結婚してるって暴露(?)するまで、俺は普通に女と付き合ってるものだと思ってたし、あのときは普通にセックスしてる口ぶりだった。
考えて、ガクリとうな垂れる俺。
想像したくないな。
そもそも男同士ってどうやるんだ?いや、何となく知識だけはあるけど…
う゛~~~ん…俺は桐ヶ谷に触りたいのか??
キスはしたい…と思うけど…
手は繋ぎたいと思うけど。
さりげなく肩を抱いて引き寄せて…抱きしめて……(妄想は止まらない)
―――「…し、三好?」
またも声を掛けられて、はっとなった。
慌ててキョロキョロと辺りを見渡すと、そこはおっしゃれ~なバーカウンターだった。
いかん、いかん。俺、またバッドトリップしてたよ。
そう!今はお互い仕事を終えて、俺は愛しの桐ヶ谷と二人でこんな雰囲気のいいバーに来てるわけで!!
こんなチャンス滅多にないんだから、しっかりと味わなければ!
「俺、次このリヴザルト にしよっかな♪1969年だって。旨そう♪」
なんて桐ヶ谷はメニュー表を見て、ワクワク。
本当に好きなんだな。嬉しそうにしちゃってサ。
お前、可愛い過ぎなんだよ!!



